「逐語Ⅲは今回が初めての広島開催となりました」と
講座担スタッフから語れると、「へぇ~っ」と参加者から驚きの声が漏れました。
今までは、Ⅲになると開催可能となるまでの受講者が集まらなかったのが現状だったそうです。
今回の逐語Ⅲの受講者は4人、2日間、午前と午後一人ずつという贅沢な時間をかけて頂き、東條先生、受講者全員で、それぞれの逐語を検討していきました。
無自覚でいたカウンセラー自身のクセや自分の存在そのものに「気づく」時間は、一人では得られない自己洞察が深まる時間となりました。
東條先生:『「気づき」が「築き」になるように・・・。』
穏やかで核心をついた先生のご指摘は、今後のカウンセリング活動をする自分のあり方についてそれぞれのこころに得難い何かが、築かれたに違いありません。
また、先生ご自身も含め参加者からの「率直な自己開示」が随所に飛びだし、あらためて「安心な場」が創られたからこそ、自然に、お互いで「素」の姿を共有しあう機会になりえたのだと実感しました。
最後に先生から、
「産業カウンセラー協会でも、
カウンセラーが教育分析(カウンセラー自身のカウンセリング)を
最低10回連続で受けるような義務を課すべきだと
ずっと言ってきました。」
「未だに、義務化されないのは残念ですが、皆さんは自主的に受けられてください。」
とカウンセラーとして活動していくための必須条件を強く提示されました。
先生、遠方から我々のためにたくさんの参考書籍(10冊以上も)をリュックに背負って岩国から広島までJRと徒歩でご持参くださり(重かったでしょう…)
ありがとうございました!
25年度も引き続き、よろしくお願いします