2013.9.18に実施した
県立技術短期大学校でのメンタルヘルス・コミュニケーション研修の様子です。
およそ80人一斉(学生・教師・職員)の合同、メンタルヘルス研修です。
“合同”で行うことで、お互いがお互いの理解や学習の助けをしてくれます。
落ち込んだり、イライラしたりして、日々の生活に支障をきたすことに、
人間として教師も学生も年齢差も、ありません。
そのことを理解してくださっている組織は、実は少ないのが現状です。
県立技術短期大学校では、日々の授業や業務で皆さんお忙しい中、
全員が時間を確保し、参加してくださいました。
メンタルヘルスの維持が全ての教育・職業意識のベースにあることを重要視し、
予防も含めて取り組んでいらっしゃる証だと思います。
机や椅子を動かし、グループをつくるところから、
全部で10グループ、
“ストレス”のない環境づくりで時間を過ごすために、
自分たちで感じて、考えて創るところからスタート。
また、お互いの“ストレス限界の症状や言動の特徴”
“最近の恥ずかしい体験”などを
自己開示しながら、それらを“受け入れる”グループワークを体験。
普段なかなか弱音を口にしない、我慢強い技術系男子の多い空間も、
このときばかりは、照れくさそうに、
でも思い切って“アウトプット”する姿が、印象的でした。
その中で、先生方もひとりの“恥ずかしい体験”をもつ人間として、
自己開示してくださる様子に、
この学校自体が少人数制で育てようとされているリーダーシップ思想の最先端
“フォローアーシップ”の姿勢を先生方の背中から感じました。
メンタルヘルスのセルフケアが、さらには、仲間や周囲への配慮や指導力にもなることを
学校自体がご存知で、今回、呼んで頂いたのだと確認できるような時間でした。