10月4日(土)広島事務所,研修室にて一般会員研修講座「人と組織が活気づく勇気付け」を開催した。
中国支部認定講師である竹下智子先生の軽快なアドラー心理学に基づいた興味深い講義で、
「勇気づけ」がどんなことなのか、
ほめることとの違いや、課題を分けること、
行動には目的が有り、目的にはメリットがある・・など、
行動分析、行動療法にも影響をあたえたとのこと。
これまでの多くの講師経験から、随所に工夫がなされ、講義の運びや受講生を飽きさせない組立で、学ぶことの多いものであったと感じた。
圧巻は、ロールで役決めの時、一人は自発的に手を上げ役が決まり
あと2役は手が上がらず、会場は無言に。
講師は沈黙を見守り、受講生への信頼・・・そしてほどなく手が上がった。
結果、自発的な役取りでのロールプレイとなった。
専任カウンセラーである竹下講師のカウンセリングもこのように沈黙を大事に扱われるのだろうと経験の深さを感じた。そして講義は、「勇気づけエッセンス」が満載であった。
以下受講生の方々の感想の抜粋です。
・難しい理論というよりは身近な日常生活の中での実践に基づく内容で非常にわかりやすくためになった。すぐに自分でも実践できそうです。
・アドラー心理学に関心をもちました。勇気づけとほめることが違うということが興味深かったです。「人が組織を育てる」という感覚が大切ということがよくわかりました。
・たいへん面白く、興味深かったです。教育という面で新しい視点をいただきました。
・予防についてわかりやすく、組織は人が作るもの、その人の勇気付け大切と実感しました。
・大変丁寧かつわかりやすい内容でした。予防・開発的支援の必要性を更に強くしました。教育現場では必要ですね。