5月の勉強会は塚田和子講師をお迎えし、 2級キャリアコンサルティング技能士論述試験に向けた自主勉強会 を実施しました。
論述試験では、CLの話を誠実な態度・姿勢で聴き、 リレーションを築き上げながらCLの訴えを理解しようと寄り添う だけでなく、 キャリアコンサルティングのプロセスを理解した上で、CLに必要 な展開ができるかどうかを記述により確認されます。
参加者は、自分に何が足らないのか、 どうすれば記述で力量を示せるか、 それぞれヒントをつかんだようです。
以下、参加者及びスタッフの感想を紹介します。
<参加者編>
・「キャリア形成のための素材整理表」に記入しながら、 自分自身が自己理解していなければ相談者のキャリコンはできない と、実感しました。
・2級キャリアコンサルティング技能士である勉強会会員による、 いろいろな視点や言葉の表現など、具体的な説明は理解し易く、 とても参考になりました。
・ ある芸能人の近況を題材にした塚田和子講師オリジナルの模擬問題 事例は、国家試験問題集よりも内容がしっかり練ってあり、 論述の書き方(フレーズなど) などもより具体的に理解することができ、 中々モチベーションが上がらず重い足取りで勉強会に臨んだのが嘘 のように、 もう一度頑張ろうと決意して帰路につくことが出来ました。
・塚田和子講師をはじめ、 勉強会スタッフの真摯な姿勢を目の当たりにし、 細やかな指導をしていただいたことで、 モチベーションを上げることが出来ました。
<スタッフ編>
・参加者の考え方を聴かせていただくことで、 理論や技法を整理することができ、 大変貴重な経験をさせて頂きました。
・ファシリテーター経験を積むことにより、 カウンセラーとしての成長を実感することが出来ました。
・ 岡山からの参加者が腑に落ちたようにスッキリした顔で帰られたの がとても印象に残り、嬉しい気持ちになりました。
・皆さんと勉強するなか、私自身もキャリコンのプロセスやCC視 点からの問題の定義の表現方法を改めて考えました。また、 参加者の方の、人が好き、 資格を取得したいという熱い想いが物凄く伝わる場に参加し、 私自身も大きな刺激を受け、 今後の在り方を考えるいい機会となりました。
■6月の勉強会は「事例検討会」を予定しております。
<6月勉強会の目標>
休職・再休職・復職、医師との関わり・ 会社との連携などカウンセラーとしてやるべき支援、 そして見立てを、事例を通じて、 参加者全員が検討することにより、実践力を高める。
①慢性うつに悩む女性とのカウンセリング事例
②企業内のカウンセリング事例
日時…2017年6月10日(土) 13時30分~16時45分(受付:13時~)
場所…日本産業カウンセラー協会 広島事務所 研修室