「警察官30歳のライフステージとセルフケア研修を終えて」派遣講師より報告
<2012.11.16 島根県警察の30歳の警察職員対象>
広島からの派遣でしたので、松江市内に前泊し、宍道湖にかかる朝陽と霧の幻想的なコラボレーションを観ながら、研修場所に向かいました。
会場には、遠くは隠岐からも来られた署員の方々もおられ、横に広い島根県の地理的広さを実感しました。
今回の研修は、使命感や自制心の高い職業意識をお持ちの警察官の方々だからこそ、自分自身のストレスの限界サインや不快感情に気づき、むやみに抑制するのではなく、うまくつきあっていく手段を持つことを知ってもらうことが主旨でした。
1時間半という時間はあっという間に過ぎましたが、受講者からの事後アンケートでは、それぞれにお気づきがあったようです。
「少し自分のことが見えてきた」
「感情を認めることの大切を知った」
「相談する人を持っていないことに気づいた」
「感情とうまくつきあうことがプロフェッショナルなのだと初めて知った」
「自分の考えを伝えられるようになりたいと思った」
「30歳はみんな悩みをもっているんだとわかって安心した」
「後輩ができて叱責してばかりいたが、もう少し相手の立場にたって接してみようと思った」
などと言った感想を頂きました。
30歳は仕事にも慣れ、自信や意欲も出てくる時期であると同時に、漠然とした不安に襲われる「キャリアミストに陥るライフステージ」でもあります。
長い人生の中で、今の自分はそんな位置に立っているということ、また、ここでは、どんなことが必要なのかを知るだけで、落ち着いたという意見もありました。
緊張感と規律性の高いお仕事のおかけで私たちは、治安の良いこの日本で日々穏やかに生活できているのだと思っています。
是非、我々のような外部機関をうまく活用して、心身健康に活き活きとキャリアを積んでいって頂きたいと思います。