2月2日(土)に行われた勉強会では、2つの事例検討が行われました。
一件は、「求職希望が主訴で来談されたにもかかわらず、
カウンセラーのあげ足を取るような態度で
なかなか話しが進まないクライアントにどう対応すべきか」という事例。
二件目は、「大学卒業後、数年間引きこもり生活を送ってきた若者に、
どのように就職の道につなげていくか」という内容です。
「気持ちを汲むだけでいいのか」あるいは、
「道筋をアドバイスするだけでいいのか」など、
見立てをどこに置き、それを実際どのように対応して
カウンセリングを進めていくかという
ディスカッションが活発に行われました。
伊)映画『むかしMattoの町があった』という自主上映会の案内もありました。
これは、精神病院をなくす法律を作ったイタリアの映画です。
イタリア語のmattoは狂気をもつ人、という意味で、
「Mattoの町」は精神病院を意味します。
イタリア国営放送RAIと映画会社Ciao Ragazzi!が作った3時間の大作で、
イタリアでは、2010年2月二夜連続で放映され、
なんと、21%以上の高視聴率だったそうです。
世界各国で、自主上映運動が展開されていて、広島でも、
3月2日/8日 広島大学霞キャンパス 医学部保健学科棟
で上映されることになったそうです。 詳細:http://180matto.jp/(Mattoの会)
最後は、今年1年間の勉強会の内容などについての意見交換を行い、
本日の会を終了しました。
年間計画については、来月にもアップしたいと思いますので、
会員の方は、是非参考になさってください。
カウンセリング現場での生々しい苦悩を聞きながら、
単なる理論だけでなく、
「今、目の前のクライアントに何ができるか」ということを
真剣に考える時間は、
坐学で得た知識をさらに活性化させる
「リアルな運動」になりますね♪
次回の勉強は、3/2(土) 13:00~ の開催です。
(場所は、広島事務所研修室)